その部屋には現在、私畠山由美子とEのリーダーが並んでL字ソファに座っている。 彼は大きく足を開き腕を背もたれに預けダルそうにしている。 その横で私はちょこんとソファに浅く座り、テーブルのお菓子に手を伸ばしていた。 「ねぇ、聞いてる?」 「んぁ」 「だからさ、あの噂って バタンっと突然開いた扉に私の声はかき消されてしまった。 お菓子を口に頬張りながらそのまま扉に目を向ける。 そのには騒がしい奴がいた。 「やっぽー。あっなんで俺のお菓子食ってんだお前!」