「あっ...」

あれから部屋でめちゃくちゃ悩んでた俺。
――――30分くらい。

そこに、裕美がきた。

「悠ちゃん..私のこと好き...なの」
「...直球だね」
「誤魔化さないで、ちゃんと、教えてほしいの。気持ちを」
「はは..っ。うん、そう..だよ」

ところどころ言葉が詰まりながらも、気持ちを口にしていく。
裕美は、笑ったり引いたりしないで、真剣な瞳で聞いてくれる。

「..引かない?」
「引かないよ、私も悠ちゃん..好き..だし」
「...は!?」



「―――――大事にしてくれるでしょ」
「そっ、それはもちろん!!一生!!!」
「あはっ何それー」

また、いろんな出来事が起きると思うけど..
これからは2人で乗り越えていくんだ。



どろどろな世界の中に、小さな光が。




その後は―――――――――――。



夏の想い出 完