(なんか...モヤモヤする)

冷蔵庫から、ペットボトルに入った水をコップに注ぐ。
頭をよぎるのは悠ちゃんと由梨のこと。

(いやいや、由梨は男だし。心配することないんだよ)

「―――あれ?」

どうして心配なんかするんだろう、私。
私が好きなのは悠ちゃんじゃないのに...

ゴクゴク...

「...っぷはぁ」

廊下をゆっくり歩く。
まだ整理できてない頭の中。
悠ちゃんにどんな顔してあえばいいのか分からない。

(同じ部屋だし...)


「そういえば好きな娘いるって言ってたなあ――――。」