「あ、でもね…林道君って子顔だけは綺麗な顔してたの!」
ゆっちゃんはそうだそうだと思いついたかのように俺にそう言ってきた。
俺はその言葉を聞いて箸を持っている手が止まる。
「…で……?」
こんな俺でも好きな女が他の男を褒めたりするのは嫌だったりする。
ゆっちゃんはきっと悪気はないんだろうけどね…。
「性格となんこ全然ちがくてもったいないなぁ…って…」
俺はついついゆっちゃんの肩をグイッと押してゆっちゃんの体をコンクリートに押し付ける。
そんなゆっちゃんからは…
「…へっ…………?」
マヌケなこえが漏れる。
ニコニコしながら他の男のこと話すなんて…
「ゆっちゃんうざい」
俺ちっとも楽しくないんだけど??

