「………んで…?」 私はしっかり声も出せずにその場に座り込んでしまった。 「今日はお互い一人で帰ろう」 棗君はそれだけ私に言うと歩き出してしまう。 全然この状況に頭の追いつかない私。 さっき棗君はなんて言ったの…? 私はなんて言われたの……? ……距離を… 置くなんて…っ……… 「うっ……ど…したら…いいか… わかんないよっ……」 私はその場で泣き崩れてしまった。