「それならいいけど…」
棗君は香水つけてる人嫌いなのかな……?
覚えておこう……。
「ゆっちゃん」
私が一人で意気込んでいると棗君に呼ばれる。
「ん?」
軽く返事をすれば…
「キスしたい」
棗君が大胆なことを言うから私はピタッと固まる。
「な…なに言ってるの棗君!
それにここ道路だしっ…」
急に何を言い出すのかと思えばキス?!
棗君も…なにも考えてなさそうな感じがするけどやっぱり男の子なんだなと思ってしまう…。
「いい…?ゆっちゃん」
チラッと私を見てくる棗君の顔はなんだかいつもより可愛く見えた。
「は……はい…」

