パタパタと走って行けば下駄箱に寄りかかる棗君の姿。 「な…棗君! ごめん遅くなっちゃったっ…」 ハァハァッと息を切らしながら棗君に謝る。 「遅いよゆっちゃん」 少し棗君は不機嫌そうにそう言った。 「待っててくれてありがとうっ…。」 私がそう言えば棗君は、行くよと言って歩き始める。 少し歩いた頃… 「ゆっちゃんて香水とかってつけてたっけ…?」 棗君が不意にそんな事を聞いてきた。 香水……? 「ううん? 私香水なんて今までつけたことないよ?」 急にどうしたんだろう…?