キョロキョロと棗君の部屋を見回していると棗君が戻ってくる。 「人の部屋ジロジロ見て楽しい?」 棗君は若干引きつった顔でそう言った。 「えっ…! 綺麗だなぁって…そう思ってたの!」 思ったことをそのまま言葉にした。 ふーんの棗君は言うとテーブルにオレンジジュースが入ったコップを私の前に差し出してくれる。 「あ、ジュースありがとう」 私がそう言えば棗君はコクンと頷いた。