「あ、でもね…林道君って子顔だけは綺麗な顔してたの!」 特に何も言わずに言ってしまった私。 その言葉を聞いた棗君は箸が止まる。 「…で……?」 棗君はお弁当の中を見ながら一言で私に返事をする。 「性格となんか全然ちがくてもったいないなぁ…って…」 そう私が言った時グイッと肩を押される。 「…へっ…………?」 私の背中にはひんやりとしたコンクリートの感触。 「ゆっちゃんうざい」