「ひ…ひどいよ棗君まで…っ!」







彼氏ってこういう時にフォローとかしてくれるものじゃ…








「でも、そんなゆっちゃんだから俺は好き」








棗君のその声が聞こえると私は一瞬目をパチッと開く。








やっぱり…やっぱり棗君は私を喜ばせてくれる。








「わ…私も…棗君の全部が好き……。」








少し照れながらそう言えば…









「どんなにひどいこと言われても全部好きなんてゆっちゃんって本当にMだね。」










…………そうなるの…?







絶対棗君が意地悪なだけだ…!