校門までの道を歩く途中、グラウンドを見てみれば部活を頑張る姿が目に映る。







「わ……すごい…。」







そういえばこんなにジッと見た事ない。







私は立ち止まってグラウンドを見る。








グラウンドとの距離はなかなか近くて見やすい。








棗君は運動とか嫌いそうだし…







がんばってやってる所とか見たことなあなぁ…。







ボーッとグラウンドを見ながら棗君を思い出す。









無意識にフフッと笑いが出る。








でも…棗君が部活してたらしてたで…









絶対かっこよかったんだろうな……。










そう思った時に私の後ろから声が聞こえた。









「邪魔」