唇を離して棗君の首筋を見れば今度は赤くなっている。







とは言っても噛んだから当たり前なんだけど…









「ゆっちゃん痛いんだけど」






棗君はピクピクと眉を動かしながらそう言う。







「…ごめんね…?


で、でも!棗君ばっかりじゃずるいもん…」







初めて付き合う人だから付き合い方とか上手くわからないけど…







ちゃんと棗君に応えられる彼女になりたい…。







「それはいい意気込みだけど噛むのは痛い」







棗君はそう言って私にまたキスをする。









「んっ…」






な…棗君てキス魔………?