「先輩いいじゃないですか〜っ!
一緒に帰りましょうよ!」
そう言って私をチラッと見た東田さんは棗君の腕にギュッとくっつく。
あ…
「だから…うっとおしい…って…」
そう棗君が言った時バチッと目が合う。
棗君と名前を呼ぼうとした時…
「あれ〜可威じゃん!
それにそれに横にいるのって先輩の彼女じゃないですか〜!?」
東田さんベラベラと話し出す。
「先輩彼女に浮気されてるんですか?」
東田さんはニコッと笑って棗君に言う。
ど……うして…
こうタイミングが悪いのかな……
棗君はプイッと顔を逸らして階段を降りていってしまう。
「あ〜待ってください先輩〜っ!」
それを追いかけるのは私じゃなくて東田さん。

