バックハンドブローを受けても尚、倉本は倒れる事なく踏み止まった。
視界が歪む。
脳震盪を起こしかけているのか。
それ程の松岡の剛拳だった。
拳獣と呼ばれる理由も納得できる。
クリーンヒットならば一撃で撲殺されていただろう。
「いいね、面白ぇよお前」
血混じりの唾を吐き出し、松岡もまた壮絶に笑う。
「暗殺者なんてやっちゃいるが、命ギリギリの戦いほど愉しいものはねぇ…お前もそう思うだろ?」
「自分は殺し合いが愉しいとは思わん…だがお前の技量には感服する」
肩で息をしながら、相対する2人。
「お堅いねぇ」
グルンと首を回し。
「もっと自分に正直に愉しもうぜ!」
松岡は右拳を突き出す!
これを回避してボディブローを繰り出す倉本。
しかし松岡もカウンターで、膝を突き出して倉本の鳩尾を狙う!
結果は相討ち。
急所に入り、両者は大きく後退した。
視界が歪む。
脳震盪を起こしかけているのか。
それ程の松岡の剛拳だった。
拳獣と呼ばれる理由も納得できる。
クリーンヒットならば一撃で撲殺されていただろう。
「いいね、面白ぇよお前」
血混じりの唾を吐き出し、松岡もまた壮絶に笑う。
「暗殺者なんてやっちゃいるが、命ギリギリの戦いほど愉しいものはねぇ…お前もそう思うだろ?」
「自分は殺し合いが愉しいとは思わん…だがお前の技量には感服する」
肩で息をしながら、相対する2人。
「お堅いねぇ」
グルンと首を回し。
「もっと自分に正直に愉しもうぜ!」
松岡は右拳を突き出す!
これを回避してボディブローを繰り出す倉本。
しかし松岡もカウンターで、膝を突き出して倉本の鳩尾を狙う!
結果は相討ち。
急所に入り、両者は大きく後退した。


