倉本は素早くショットガンで狙いを定め、RWSに隣接するドラム缶を撃つ!

案の定、中身は燃料だった。

スラッグ弾を受けて引火したドラム缶は、RWSを爆発により吹き飛ばす!

これで銃撃による足止めを食らわなくて済む。

倉本は撃たれた傷もそのままに、逃げていったオルロフを追いかけた。

絶対に逃がす訳にはいかない。

こんな遠隔操作式の銃器まで持ち込んでいるとは。

奴を野放しにしておいては、更に強力な銃火器が日本中にばら撒かれてしまうかもしれない。

警察だけでは対処できないような、殺傷能力の高い銃が犯罪者の手に渡ってしまうかもしれないのだ。