まるで、熟した林檎のような恋でした。





右へ、左へ、下へ、上へ。

視線を彷徨わせる。


あー、空が青いなあ。綺麗だなあ。



「恋愛!?えっ、幸って好きな人いたのか!?それって、もしかして、前に言ってた『会いたかった人』!?」


「頑張るって何を頑張るんだよ!なあ、なあ!恋の先輩に教えてみろよー!」


「そっか、頑張れよ。いつでも相談乗るからさ」



大きな目をさらに大きくする要と、好奇心を前面に出す碧と、ただ応援してくれる遥陽。


……うむ、やはり相談相手は、遥陽が適任だな。




日差しが俺にだけ向いてるんじゃないかってくらい、暑くて、熱い。


心臓がキャパオーバー。「ドキドキ」なんて可愛らしい表現すらできない。



もうこの話、やめないか?

俺が耐えられない。