まるで、熟した林檎のような恋でした。





……なんとなく、気まずい。


まずなんて話し始めたらいいんだろう。あー、わっかんねぇ。




どこから走ってきたのか、りんごちゃんは下を向いて、荒い呼吸を整えている。



りんごちゃんから会いに来てくれるなんて、珍しい。


何か大事な用件でもあるのか?

一体なんだろう。



……ハッ。

も、もしや……日曜日のデートでなんかやらかしちまった!?あるいは、恋の応援はいらないとか!?今まで迷惑かけてきた分、きっちり責任取ってくれ、とか言われたらどうしよう!



考えれば考えるほど、悪い方向に転じていく。



「更科先輩!」


「っふぁい!?」



考え込みすぎて、キモい返事になってしまったこと、大変お詫びいたします。


……察してくれ。情緒不安定なんだ。