まるで、熟した林檎のような恋でした。





い、いきなり、どうした!?


いや、嬉しいけど……。

なんつーか……て、照れる。



「お、俺もだよ。遥陽とはお互いに相談し合ってたから、余計に」


「相談もそうだけど」



相談のことを、言ってるんじゃなかったのか?



視界の隅に入り込んだ、遥陽の横顔。

相も変わらず整っていて。


どことなく、切なさで溢れていた。




「すげぇ行動力とか、想いに素直なとことか。俺のできないことを、全力でやっててさ。羨ましくて、妬ましくて……かっこよかった」



俺は、俺のことを、空回りしてばっかで格好悪いって思ってた。


だけど、遥陽は、そんな風に思ってくれてたんだな。




「幸、お前は俺の憧れだったんだ」