まるで、熟した林檎のような恋でした。





練習試合があった時みたいな失態は、もう犯さない。


お義兄ちゃんも知ってるでしょ?

私が最近、念入りにブローするようになったこと。




あの日、保健室で。

私が何を話したのかは、記憶にはない。


だけど、ぼんやり憶えてる。



更科先輩が、呼吸しづらそうに、傷ついていたこと。




多分、あれは、私が熱を出してしまったせい。


だから、もう風邪を引かないようにする。


また更科先輩を傷つけたくない。




それに、明日は、熱を出しちゃいけない日。



ようやく想いに気づけたんだ。


すぐに、伝えに行かなくちゃ。



今更だって、もう遅くたって、いいよ。

自業自得なんだから、仕方ない。



だけど、麻莉ちゃんの行動力を見習って、私も告白したいんだ。


せめて、知っていてほしい。私のありのままの想いを。




今度は私が諦めずに突き進む番。


恋に落ちたら最後、引き戻せないし、引き戻さない。








明日、本物の「好き」に会いに行く。