まるで、熟した林檎のような恋でした。





初めて、「お義兄ちゃん」と呼んだ。


やっぱり慣れなくて、羞恥心が存在感を放ち始める。



お義兄ちゃんと目が合う寸前。


バタン!!


思い切り扉を閉めた。



「えっ、ちょ、りんご!?ここで扉閉めんのは無しだろ!?」



ドンドンッ、と扉を叩きながら訴えられるが、当然拒否。


扉にもたれかかりながら、羞恥心を煽るように呟く。




「好きだよ、お義兄ちゃん」




これが、私の終わらせ方。


聞こえたのか、聞こえなかったのか、突然扉を叩く音がしなくなった。



「俺も、好きだよ」



……なんだ、聞こえちゃってたんだ。