花畑付近から、芝生のほうに移る。
大きな木の下で、ランチを摂ることにした。
一旦持ち主に、トートバックを返す。
中に入っていた、ボーダー柄のブルーシートを敷いた。
靴を脱いで、腰を下ろす。
あ、結構距離が近い。
それに、なんだか、カップルっぽくね?
急に意識し出して、鼓動が激しくなっていく。
そんな俺の心情なんか知る由もなく、りんごちゃんは緊張した様子でお弁当を取り出した。
パカッ。
蓋が開けられ、お弁当の中身とご対面。
「うわっ、すげーうまそー!」
ポロッとこぼれた本心が、まるで碧のようで、なんとなく笑えた。



