まるで、熟した林檎のような恋でした。





……やべ。

見惚れて、声かけるタイミング失った。


どうしよ。



迷いながらも、とりあえず恐る恐るりんごちゃんに近づいていく。


その途中であっちも気づいて、寄ってきてくれた。



「更科先輩!」


「悪ぃ、待たせちゃって」


「いえ、私が早く来すぎちゃっただけなので!」



気にしないでほしいと言わんばかりに、頭を緩く振られた。


俺が肩眉を下げて微笑むと、えへへと目尻を垂らす。



あー、もう。

「……可愛い」



「へっ?」


「え?」



ブラウスの色よりも濃く赤らんだりんごちゃんに、笑みが引きつった。



ま、まさか、俺またやっちゃった?

心の声、漏れちゃった?


……この反応、絶対そうだ。



俺の口!ゆるみすぎだろ!しっかりチャックしてろよ、バカ!!