まるで、熟した林檎のような恋でした。





仕方ない。

大会に従って、ぶっちゃけてしまおう。



落ち込んでる理由は、わかってる。


自分が何をすべきかも。


わかりきっているからこそ、話すよ。



覚悟を決めるために。




「俺……もう、ダメかも」


開口一番、弱音を吐く。



「好きな子に想いを伝えて、頑張って行動して、意識してもらって……すげぇ嬉しかった」




脳裏に過るのは、土曜日の保健室。


俺と、好きな子と、好きな子の好きな人と、好きな子の友達。



りんごちゃんを苦しめたのは、間違いなくこの俺で。


りんごちゃんを安心させられるのは、悔しいけど、部長だけなんだ。




「だけど好きな子は、当たり前だけど、俺とおんなじ気持ちじゃない。ただ、俺が勝手に、振り回してるだけ」



俺は嬉しいよ?

でも、りんごちゃんは?


俺のわがままに付き合わせてるりんごちゃんは、どう思ってる?