まるで、熟した林檎のような恋でした。





絶対、入る。


その確信は、事実となる。



幸先よくシュートが決まった。


こちらが先制だ。

しかも、3ポイント。3点だ。



「幸、ナイスアシスト」


「碧もナイッシュー」



ハイタッチをして、位置につく。


まだまだ試合は始まったばかり。油断は禁物だ。




周囲から、割れんばかりの歓声が轟く。その中には、りんごちゃんと土浦の声もあった……気がした。


雨音は、大して気にならない。それほど集中できているということだろうか。だと、いいな。




曇天模様を蹴散らすかの如く、相手チームが動き出す。



両チーム、一歩も譲らない攻防戦。


どちらかがゴールを決めたら、相手もやり返すの繰り返し。