まるで、熟した林檎のような恋でした。





告白した翌日に、こんな素敵なチャンスがもたらされるなんて。


あぁ、神様、ありがとう!!



今回はヘマしないよう、気をつけよう。それから、さりげなーくかっこいいところを見せられるよう、頑張ろう。よしっ。




「は、初めまして、小佐田りんごです。足を引っ張らないよう、一生懸命頑張ります。今日はよろしくお願いします!」



大きくお辞儀をした小佐田が、顔を上げるタイミングで、偶然目がかち合った。


ドキリ。

胸が高鳴る。


脳裏に昨日の告白が過って、どちらともなく目を逸らした。



静かにもう一度、小佐田を一瞥する。


小佐田の頬は、ほんのり火照っていた。



少しは俺を意識してるって、自惚れていいんだよな……?





「紹介も済んだことだし、練習始めんぞー」



ずっと壁に寄りかかっていた、顧問のみぃちゃんが、パンパンッと手を2回叩いた。


今日の練習メニューを一通り聞いた後、早速メニューをこなし始める。