あたしたち2人にとってはこれが日常茶飯事。
いくら慣れてても、あたしは人前では吸って欲しくない。
だからそれで逃げて走って誰もいないところまで逃げてきたんだから。
数分後、メイは満足したのかあたしの手首から顔を離す
「ご馳走様でした。」
そう言ってニヤリと笑うメイは色気がある
メイはカッコイイ分類に入る
綺麗な銀色の髪
血に飢えると紅く光大きな瞳
それに
整った顔たちに
スラッとした体型
容姿はとてもカッコいいのに中身が本当になんていうか、残念だとあたしは思う
「はぁ…、本当にたまらないね。」
「……。」
「魔女の血ってのは、甘くて美味しい。他の種族はたまったもんじゃないけど、飲めやしない。さっきだって、メデューサの女の子の血を試しに飲んだけどやっぱり不味い。吐き気がする。無理、近寄んじゃねえーよ、って感じ。」
見た目によらず性格が悪い
一々なにかある度にあたしの元へ来て話す。
「だからさ、口直しにもう一度血を…っだ!」
「さっき何時もより多く血を飲んだよ?これ以上飲まれたら貧血になる。」
「えー、ケチ。」
「駄目なものは駄目。さて、授業始まっちゃうし、行こう。」
「はいはい。」
せっかくの休憩時間がメイに潰されたのは何時ものことだから別に気にしてない
休憩が終わったので次の授業へとあたしたちは向かった。



