HelloWeen.Kiss


「やったー!ヒナタの髪の毛もーらい!」


「…ッチ。」


結局、ヒナタが先に折れ髪の毛を一本もらうことが出来た。


「ヒナタ」


「あ?なんだよ。」


「ありがとう!」


無意識のうちに言葉が出てた。


「…熱でもあるんじゃねぇのか?」


「ないからね!あ、そうだ。ヒナタ、まだ寝ないよね?」


「あぁ。」


「高いところ好き?」


「好き。」


「なら、丁度いいね。少し、外を散歩しようよ!」


「急過ぎないか?ま、いいけど。」


「じゃ、ついてきて。」


押し入れの中に入れておいた箒を持ち
ヒナタの手を引っ張った


「ちょ、どこに行くんだよ。」


「そーと!」


あたしはベランダに出た。


「2人乗りするの久しぶりだなー。ヒナタ、あたしの箒にまたがって。」


あたしは横座りではなく、ちゃんとまたがった。


後ろにヒナタもまたがった


「しっかりあたしに捕まっててね。」


そう言うと、ヒナタはあたしの腰に腕を苦しくないようしっかり回した


「いい?行くよ。」


あたしは呪文を唱え夜の散歩へと箒で出掛けた。