あたしは再びロウソクへと視線を変えた


あたしたちはロウソクの火を眺めていた


言葉を発することもなくただ見ていた





ぐーーー


「「……!」」


どちらともお腹の虫がなった


あたしたちは顔を見合わせた


「…ふ。」


「…っぷ。」



見合わせて目が合うとお互い目を合わせて吹き出し笑った


暫く笑って落ち着いた頃


「飯、食うか。」


「うん。」


あたしはさっきの袋に手を伸ばす。


が、その手をヒナタに止められた


「約束。」


「あ。」


「破ったら、罰ゲームな。」


「…っいた!」


ヒナタにデコピンされた


「そこで待ってろ。」


そういうとヒナタは立ち上がってまた何処かに行った


あたしはおとなしくヒナタの言われた通りに待った