HelloWeen.Kiss


「さて、そろそろ帰ろうか。」


「……そ、そうだね。」


「……はぁ。ヒカゲ、嘘はいけないよ?そう教えたでしょ?」


目を細めてあたしに告げる


「うっ…」


「本当のこと言って?ほら。」


「…まだ、帰りたくない、…です。」


「……。時間ギリギリまでなら俺もなんとかする。いい?」


あたしはコクンと頷く


「……下界に帰りたくないとか言わないでね。ま、ヒカゲなら大丈夫か。」


「え?何か言った?」


「んーん。なーにも。さ、行こ。」


メイは地面を軽く蹴って真夜中の空へと飛んでった


追いかけるように後を追った





「ギリギリまでいれるように、出口から近い公園にしたけどいい?」


「ありがとう。」


「ん、あそこのイスに座ろ。」


「うん。」


あたし達は近くのイスに腰を下ろそうとした


けど


「…スースー。」


「人間が寝てる。」


若い男の人がイスを全部占領して寝てた


「……邪魔だから、消そうか。」


メイは握り拳を作ってその人間に殴ろうとした


それをあたしは慌てて止める。


「ストップ!ここは、最後だし全力で脅かそうよ!」


「それ、いいね。よし、今夜の成果を見せてやる。」