HelloWeen.Kiss





屋上からの帰り道先生に見つからないように靴箱へと向かった



サボったことを先生に言われんのが大儀いからな。



「あの…!」


目の前に知らない女子が俺の前に立ち塞がる。


「…何?」


「す、好きです!」


「は?無理。」


「けど…!」


「俺、お前の事好きじゃねーし。つか、お前の事知らね。」


俺はそいつの横をさっさと通りすぎた


後ろの方から野次が俺に向かってくる


「モテるからって、調子にのんな!」


「友美ちゃんに謝れよ!」


俺は立ち止まって後ろを振り返った


告って来た奴の周りに殆ど男子がいた
女子もいたけど。


「謝る?は、何?もっと優しく接してあげればいいのか?変に気ぃ持たせる方が冷たく接するより余計たちが悪い。」


俺は野次馬たちに向かって言い放つと、靴箱へ再び向かい始めた







「だから、さっきもお前に対してブーイングを出されてたのか。」


「…そー。」


「冷たくするもいいけどもうちょっと柔らかく言ったら?」


「無理。」


靴箱のところで待っててくれた慎と合流して一緒に帰る