静かになった教室 メイはあたしの手首や、足首に巻かれた包帯を無言で解いでく。 「……」 「……」 「…大丈夫?」 「ううん。…大丈夫じゃない。」 「立てる?」 手を差し伸べてきたメイ。 その手をそっと添えてメイに立たせてもらう 「あ、そうだ。さっき、新しいカフェ出来たところの無料券もらったんだ。」 「…ありがと。」 「いいから、行くよ。」 「うん。」 あたしはアゲハにもらったものをポケットに入れ、鞄とホウキを持ちメイと新しいカフェへと向かった。