「……っ!」
「あらら、これはまた厄介なのに感染しちゃったね。ごめんね、ヒカゲー。」
スルリと、あたしの口を塞いでいた包帯を取って行く
「リン!」
「本当ごめんね。」
申し訳なさそうに金色の瞳が揺れる
リンはメデューサの女の子。
紫の髪の毛
金色の瞳の持ち主
可愛いんだけど、研究好きでいつも周りの人に危害を加える
因みに、リンのペアの相手はアゲハの弟のサナギ。
サナギはというと、
「兄貴、起きろーー。おーきー…っぐ。」
「…煩い。明日にでも死んで?さっきの、こと…許さないから。」
「リン、起きた。」
「はいはーい。じゃ、まったねー!あ、サナギは、そいつ連れて来て。」
リンはそそくさとこの場から去って行く
「無視…?…って、僕を巻ないで…よ。」
「…よっと。」
サナギはアゲハをグルグル巻にして担いで、リンに続いて行った



