HelloWeen.Kiss



「躾…?アゲハがそう言うなんて珍しい。」


「そう?…別に、いつのこと…」


メイからあたしへと視線を変えた。



「…食べたい。…そのためには、躾…しないと…ね?」


「……!
(アゲハ、しっかりして!)」



じりじりとあたしに近づくアゲハ。


「……。」


「…?」


アゲハは突然あたしの前で止まった


「あ、ここにも感染者はっけーん!」


この場に似合わず明るい声が響いた。