「‥‥別に"はぐらかし”てない」 生徒会室には、カタカタとキーボードを打つ音と僕の声だけが響いている。 さっきまで喋っていた大和は黙り(ダンマ)。 「ちゃんと、---よ」 僕はキーボードを打つ手をとめて大和の方を見た。 だから分かっているよね、そんな意味を含めて。 「そうですか」 それは楽しみです、とアイツは笑みを浮かべた。 悠side end