「ユカリー。もう出んのかー?」

「うん!出ます!行ってきまーす!」

「あ…ちょ、待てユカリ!!」





月曜日。
今日からまた新しい1週間が始まります。






「弁当忘れてんぞ!ほら!」

「あ!ごめんなさい、ありがとう!」






---あの日からもう半年が過ぎていた。


生活にはかなり慣れてきて
ここから学校に通うのも迷わず近道を選んで行ける。


でも相変わらず私は"濱崎さん"呼びのまま。
口調はタメ口だったり敬語だったり
ごちゃ混ぜに話している。


他から見ればよくいる兄妹のように
仲の良さは深まっていた。







------ただ






大きく変わったこととすれば

それは








私が濱崎さんを好きになってしまったということ。