凛桜~大切な仲間へ~

葵side

ずいぶん昔の話ですが、つい最近のように感じます。
私の家は、東条財閥という世界的にも有名なグループ
です。

私が小さいころは、ごく普通の家庭でした。
優しい父親と母親で、幸せな日々でした。

しかし、父の企業が大成功してからお父さんは一変した
母「……今日は何時に帰るの?」
父「何時でもいいだろう。ご飯もいらない」

急に冷たくなり、家族より仕事を優先するようになった
いらいらを私たち家族にぶつけ、毎晩のようにお母さん
に怒鳴っていた。

そんなことがあってか、ある日お母さんは倒れた。
救急車に乗せられて、病院に行った。
検査したら、うつ病だった。

そのとき私は切れて、すぐさま父親に電話した。

葵「おい!お前こんな大変なときになんでこねぇんだよ!母さん倒れたんだよ!はやくこいよ!」

父「……父親に向かってなんだその口は。いま仕事なんだ。あとにしてくれ」プツッ

葵「くっそ!」

それでおれは父さんの会社へ乗り込んだ