世界で一番ソラに恋した。



バスで、花火会場まで向かったけれど、超満員で。

ソラ君に満員のバスの中、しっかり守って貰えて、更に嬉しくなった。

ソラ君の顔を見上げる時、首がクンって伸びてしまうんだけど、そのちょっとした痛みさえ、ソラ君の為ならばって嬉しくなるもん。



花火会場は、海に面した公園の傍だった。
公園内では午前中にちびっこ相撲や公園の回りを練り歩く御神輿があって、今は子供会の人たちで公園の中でバーベキューが行われている。



あそこに、――ソラ君のお父さんが居るはずだ。

「うわ。めっちゃ人が多いね。適当に買いこんで花火見る場所、キープしようか」

「それなら、うちのバイト先の店長が取ってくれてるから大丈夫だよ。ウチの店長、花火が一番見える場所に店だしてるから、そこの横にベンチ置いて貰ってる!」

「じゃあ、この屋台の通りを突っ切るまで二人で回って、海の所で落ち合うか」