二人だって初デートのはずなのに、なんでそんなに息がぴったりなんだろう。
「あゆ、緊張し過ぎで、なんか俺までドキドキしてきたんだけど。手とか、めっちゃドキドキ伝わってくる」
「うわは! ごめんね、手、離そうか!?」
「それは嫌だ。でも、もうちょっとリラックスしよう。屋上みたいにさ」
優しく頭を撫でてくれたソラ君は、恥ずかしそうに笑う。
うううう。
でも、そんな笑顔も初めて見るからちょっとドキドキ。
一番いけないのは、浴衣だと思う!
めっちゃ背筋綺麗だし、鎖骨は、なんだか見てはいけないような色気が漂ってるし。
ああああ。駄目だ。格好良すぎて死にそう。
私、どうして今まで、ソラ君と屋上にいても平気だったんだろう。
今なら1分も持たない自信がある。
いや、持たないよ。



