「お、可愛いじゃん」
コーラを飲んでいた久保先輩が入って来た私たちを見て、そう言ってくれた。
流石、先輩、スマートに
「子供用の浴衣あったの?」
「……」
前言撤回!
無神経!
優しいのは奈菜にだけだ。
「ちょっと、あゆを苛めていいのは私だけなんだけど」
「いや、いじめんなよ、人の彼女を」
!!!!
人の彼女を!?
深い青色の浴衣のソラ君が、私を見てはにかんだ。
「お揃いみたいで可愛いよ、その浴衣」
「!!!そ、そそソラ君も、か、格好良すぎ……」
ひー。額から変な汗が出てくる。
どうしよう。
私の浴衣なんて、何十センチもお店の人に縫って調節してしまったけどね。
「ありがとう。浴衣とか生まれて初めて着たかも」
「似合ってる……似合いすぎてる」
「ぷT。ありがとう」



