「…―――あ。」



ガラッと開いた教室の扉。
そこに居た背の高い男子。

「「………」」

どちらともなく合った目を逸らした。


部活のユニフォームを着ている彼は、机に置かれてあったタオルをとって、そさくさと出ていく。



私が6月くらいから片想いしてる相手。

3回 告白して、3回フラれた相手。


もう気持ちは薄れてきてるんだけど、正直 気まずいし。まだ吹っ切れてるわけでもない。