「隣の席、槇村なんだ…よろしく」 私に挨拶らしきものを言って平川が隣に座った。 「…こちらこそ、よろしく」 多少、引き攣った顔で言葉を返した。 それから特に変わった事もなく 淡々と流れていく毎日………― 平凡で平和な日常に私は満足していた。