俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~

「ヘンなヤツ」


「やっぱりあたし、ヘンだよね? こんなの、全然似合ってない……」


丈の短いスカートの裾を下へと引っぱり、うつむく姫乃。


キレイに巻かれた髪が、はらりと頬に落ちた。







……似合ってねーよ、全然。


背伸びしすぎて、自然じゃねーし。


お前のいいとこ、全部消えてる。


あどけない顔をして、そんな風に大人っぽく見せようとしても、逆効果。


そんなことしなくたって、十分かわいいのに。


だけど……


それが、兄貴の好みだとしたら。


俺は、お前の背中を押してやるだけ。


友達として? 


幼なじみとして?


よくわかんねーけど、姫乃を見てたら……


なんか応援したくなるんだよな。