俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~

「いつからって、ずっと? つか、どんだけ忘れモンしたら気ぃすむんだよ」


「そっ……そうだけど」


倒れかけた自転車をもとに戻してくれたものの、乱暴に突き放された。


そして、あたしの顔を見るなり。







「ひでぇ顔」


ひ……ひどい!


これでも必死にメイクして、髪をアレンジして、がんばったのに。


泣きそうになっていると、レオが腕時計を確認する。


「時間ねーから、うしろ乗れよ」


「ええっ!?」