俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~

なんとも答えられなくて、押し黙っていると。


俺をにらみながら、泉が肩を強めに押した。


「レオ、しっかりしろよ。姫ちゃんのことを思うなら、絶対兄ちゃんはダメじゃねーの? 

俺に言うみたいに、ハッキリそう言ってやれよ」


ズキッ。


わかってる……そんなの俺が、一番わかってる。


だけど……。






「兄貴を想う姫乃の気持ちを考えたら、そんなことできねーんだよ」


「は? 自分の気持ちをセーブするのに、兄ちゃんを口実にしてるだけだろ」


「わかったよーなこと、言うなよ」


図星すぎて、ついカッとなる。


泉をにらむけど、俺の反応なんてお見通しだったみたいで余裕の表情のまま。