俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~

ううん、そんなはずないよね。


だって、あんなにキレイな先輩女子に囲まれてるのに、あたしだけに声をかけるなんて。


あ、そっか。


先輩女子たちは、全員もうマネージャーなのかも……。


いろいろ考えていると、突然頭をたたかれた。


「痛いっ!!」


振り返ると、レオがバカにしたような顔であたしを見ている。


「社交辞令だ、バーカ」


うっ……。






考えを見すかされ、はずかしくなると同時に、


そんなにバカにしなくってもっていう思いがこみあげる。


「わかってる、本気にしてないもん……」


本気にしかけたけど。


「もう1年どこにもいねーじゃん。急ご」


レオに促され、校門前で再び自転車のうしろに乗る。


「兄貴、女に囲まれてヘラヘラしてっし。アレのどこがそんなにいーわけ」


吐き捨てるように、レオが言う。