はぁはぁはぁはぁ…

息を切らして屋上のドアを開けた

涙一粒も出てこない

ただ出てくるのは

「私なんかを大切にしてくれる人なんて」

死にたいという感情だった

「誰一人いないんだから」

私は屋上のフェンスをよじ登る

「もうここで死のう」