私が尋ねると、耳まで真っ赤に染めて、
「だっていろは今日めちゃめちゃ女らしいって言うか。雰囲気がいつもと違うし」
今度は私が照れる番だった。
それから軽く唇でキスをして、春雪は私の髪を梳きながら、
「今日はあきは、友達の家に泊まるって言ってたから安心して出かけられるな」
「うん、いくら遅くなってもいいよ」
「そういうわけにはいかないよ、俺、一応教師だし」
「もう、そういうときだけ教師に戻るんだから」
「まぁ、いいじゃん」
そう言って春雪が不意打ちのキス。
春雪の前髪が私の顔に触れて、整髪料の甘い匂いがした。
それだけで呼吸がとまりそうなほど緊張した。
でもすごく満たされた気持ちになった。
車の中に私が持ってきた、甘いバラードばかりを集めたBGMが流れている。
私は助手席に座りながら、春雪と色んな話をした。
好きな食べ物はなに?
休日はどう過ごすの?
お気に入りのジーパンのブランドは?
春雪のことは何でも知りたかった。
全てを知って、私もそれを共有できたなら幸せなんだけどな。
そんな会話を美術館に着くまでずっとしていた。
美術館に着くと、私たちは駐車場に車を止めた。
「だっていろは今日めちゃめちゃ女らしいって言うか。雰囲気がいつもと違うし」
今度は私が照れる番だった。
それから軽く唇でキスをして、春雪は私の髪を梳きながら、
「今日はあきは、友達の家に泊まるって言ってたから安心して出かけられるな」
「うん、いくら遅くなってもいいよ」
「そういうわけにはいかないよ、俺、一応教師だし」
「もう、そういうときだけ教師に戻るんだから」
「まぁ、いいじゃん」
そう言って春雪が不意打ちのキス。
春雪の前髪が私の顔に触れて、整髪料の甘い匂いがした。
それだけで呼吸がとまりそうなほど緊張した。
でもすごく満たされた気持ちになった。
車の中に私が持ってきた、甘いバラードばかりを集めたBGMが流れている。
私は助手席に座りながら、春雪と色んな話をした。
好きな食べ物はなに?
休日はどう過ごすの?
お気に入りのジーパンのブランドは?
春雪のことは何でも知りたかった。
全てを知って、私もそれを共有できたなら幸せなんだけどな。
そんな会話を美術館に着くまでずっとしていた。
美術館に着くと、私たちは駐車場に車を止めた。

