中の君は昨日そんなことがあったのでお召し物は すべてお着換えになっておられます。 心の内も開き直っていつになく匂宮にお甘えになります。 匂宮も御無沙汰を申し訳なく思っています。 ところが薫の君の移り香がたいそう深くしみついています。