興奮気味に話す朱理に苦笑いを浮かべる。
「その人、本当に信じられる人なの?」
「たぶん……」
「たぶん!?……はぁ、心配すぎるわ……」
「ううっ、ごめんね……っ?」
そう、だよね。
心配になっちゃうよね。
私も朱理の立場だったらきっとそう思うはずだもん。
だけど、不思議なの。
昨日の夜、泣きじゃくる私を慰めてくれて。
不安なのを察知して一緒に寝てくれた春人にすごく安心したの。
今だってね?
今すぐ帰って春人に会いたいって、思ってるんだよ。
まだ出会って1日しか経っていないのに。
こんなのって、変だよね?
「いい?襲われたらアソコ蹴るんだよ」
「う、うん……っ」
「そして一目散に逃げる!」
「ふふっ、うん」
「もうっ、心配してるんだからねーっ!?」
「わかってるよ。ありがとう」
その朱理の気持ちが嬉しいんだ。
私のことを心配してくれるのって、お姉ちゃんが亡くなった今、朱理しかいないから……。



