君の味に落とされて。





教室内にいる他のお客さん(主に女子)も、玲於先輩をちらちら見ている。


やっぱり、カッコいい、よね。


なぜか胸がチクッと痛んで、先輩たちから目を逸らす。



「代わるよ、純菜ちゃん」


「ひゃ!?、あ!交代か、ありがとう」


後ろからスッと現れた森くんにびっくりしてしまった。


にこにこと今日も爽やかな笑みを浮かべる森くんとレジを交代する。


「純菜ちゃんはどう?ダンス、完璧?」


「完璧かわかんないけど、一応全部覚えたよ」


実はコンテストに向けて、二人でダンスを披露することにした。


衣装はこの執事服とメイド服で、曲も合うものを探した。


それがちょっとセクシーな雰囲気のやつだから、恥ずかしいんだけどね…


とにかく森くんはやる気みたいだし、あたしも頑張らないと。


「じゃあ、あとで少し合わせてみようか」


「うん、わかった。じゃあまた後で」


森くんにヒラヒラと手を振ってあたしは更衣室に向かった。


早く着替えて、唯のところに行こうかな。


先輩と、ちょっと顔合わせるの恥ずかしいけど。